チャンピオンズリーグ第3節 ドルトムントvsアトレティコ・マドリー
まずドルトムントのスタメン。ビュルキ、ピシュチェク、ディアロ、ザガドゥ、アクラフ、ビツェル、デラネイ、ヴィツェル、プリシッチ、ロイス、ゲッツェ。
アトレティコのスタメンはオブラク、ファンフラン、ゴディン、リュカ、フィリペルイス、レマル、トーマス、サウール、コケ、コスタ、グリーズマン。
ドルトムントの守備ブロックは4-4-2で形成。あまり積極的に前プレを仕掛けることはなく、ゾーンディフェンスの基本を忠実に再現。ボールを持たされるとアトレティコ的には厳しい。
一方アトレティコの守備はがっつり前から捕まえに行く。ツートップをそのままドルトムントのツーセンターにぶつけてサイドに誘導、サウールが前に出て一人のボランチを捕まえ、トーマスがトップ下のロイスをみる。逆サイドのボランチにはサイドハーフが絞ってみる。しかしドルトムントのダブルボランチは非常にうまかった。ワンタッチパス、サイドチェンジを使いながらボールを前進させて行く。ボールを進められるとゾーンディフェンスに切り替えるアトレティコ。
ボールを持たされたアトレティコは後半からトーマスに代えてロドリゴを投入しコケをボランチに変更。ロドリゴがCB間に落ちて、コケがドルトムントのツートップの脇で受ける、ロドリゴが真ん中に陣取るなど多彩な攻撃の形を見せて行く。特にコケがリュカ側に落ちて始まる左サイドからの攻撃はうまくいっていた。フィリペルイスは非常に賢い選手だなという印象。左サイドを突破できればクロスをあげられるし、突破できなくてもロドリゴ経由のサイドチェンジなどで、あいた右サイドをファンフランとサウールで攻めることも可能。さらにサウールに代えてコレアを投入して得点を狙う。しかしドルトムントの守備も集中していてとても見応えがある。
しかしコレアに代えた弊害が出て失点してしまう。ドルトムントの二点目は中盤でゲレイロにつり出されたファンフランの裏をアクラフがとって得点に結びついた。オブラクのキックミスもあったし、点を取らなければならない状況ではあったがコレアのポジショニングは気になった。ただドルトムントの攻撃も素晴らしいものだったことも確かである。
この得点で前からプレッシングに行けばゴールまで行けるぞとチームとして気づいたのか、ただ勢いづいただけなのかはわからないが直後のプレーでもう一度シュートまで持っていくドルトムント。